このBlogも今月の24日を以ってめでたく1周年ということに先ほど気付き、ついでに今までどれだけの戯言を特に目的や理由もなく全世界に向けて垂れ流してきたのかと調べてみるに、120件程に達するという。単純に3日に一度はキーボードを前にそれなりの、少なくとも日本語を解する人ならばまぁどうにか理解できそうな文章を綴ってきたわけである。
『事実は小説よりも奇なり』と、誰が言ったかは知らないが少なくとも僕の日常なんぞ、小説にしたところで笑うことも涙することもないと思われるのだが、ノンフィクションの世界でフィクションの世界を上回るような人生を送ってる人もそうは居ないであろう。居たらぜひお目にかかりたい。そんな波乱万丈な人とはあまり関わりたくないが。 とは言いつつも、つい先日ちょっとしたセンセーショナルな出来事があったりしたのだが、その件に関してここで公言してしまうのは色々な人の色々な事情により自粛しておいた方が僕の社会的生存権も遵守されるというものだ。いずれ僕の口から酒の席での一つの笑い話として語られることも遠からずあるかもしれないが、どちらにせよ不特定多数の人間が閲覧することを許可されているこのインターネットという世界では言っちゃあならんことも有るってことよ。まぁ、このBlogを見ている人間は不特定でも多数でも無いんだが。 前回から、今までの『ですます口調』とは打って変わりこういうモノローグ的な書き方をしているのにはそれなりの訳があり、それを説明したところでどうということもないんだろうが一応書いておこう。一つは最近の活字を読む習慣からそれに感化されたことなのだが、それはある種のトリガーみたいなもので直接的な理由というわけではない。今までの文章は読み返すと何かこう、そうじゃないのに優等生を演じているようなむずがゆい感覚に陥ってしまう。前回、こういう書き方を試してみて自分自身、何かしっくりしたものを感じたのである。僕は皮肉った物の言い方や比喩を多用し回りくどい言い方をするのも、はたまた辞書を引いて目に付いた単語をずらずらと並べたようなやたらと小難しいが実のところそんな大したことは言ってない、というようなのが好みなのだ。 もちろん、実生活ではそんな話し方はしていないし、それ以前にそこまで皮肉や比喩や小難しい単語が即座にはじき出せる程のセンスも語彙も持ち合わせてはいない。書面だからこそ矛盾や誤用を排除した、文章を構築できるのであってこれが実生活で可能なのであれば僕はどこぞの大学か何かでやたらと偉そうな講義でもして、ふんだんに財布を暖めているに違いない。 事実、口頭ならば3分とかからないであろうこの文章も、何気ない日常風景から始まり二、三名ほど死者が出てこれまた何気ないところから真相の手がかりを発見し、お決まりの崖っぷちで船越英一郎あたりが犯人にタネ明かしができるぐらいの時間がかかっている。 僕のことだからその内こんな書き方にも飽きがきてまた元の『ですます口調』に戻ったりして、もっともな言い訳を並べて自分自身に釈明したりするんじゃないかと思うが、それはそれ。あまり深く考えるのも困りもんだと最近、身に染みたばかりなのでね。
by keita8286
| 2006-09-07 10:40
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